宅配クリーニングのサービスにはたくさんの種類がありますが、今回紹介する「リアクア」というサービスも有名な宅配サービスの一つです。他の宅配クリーニング店同様、実際にクリーニング店に足を運ばずに、家にいながら24時間いつでも注文が可能です。
注文はインターネットと電話、どちらからでも可能です。クロネコヤマトが集荷を担当してくれるシステムになっていて、衣類を入れる箱がない場合は別途1箱200円でダンボール箱を持ってきてもらうこともできます。
リアクアの特徴
宅配クリーニングサービス「リアクア」の主な特徴は、こちらの4つです。
- 6ヶ月間無料で衣類を保管できるサービスがある
- 最短4日で自宅まで届けてくれる
- 全国各地にある、一定の基準を満たしたクリーニング店が対応をしてくれる
- 返金保証や無料の再仕上げなど、サポートが充実している
早速それぞれについて見ていきましょう。
6ヶ月間無料で保管できるサービスがある
リアクアには、クリーニングに出した衣類を無料で6ヶ月間、温度や湿度そして光の加減を調節した専用のスペースで保管してくれるサービスが用意されています。
例えば冬物のコートなどのように使う季節が限定されている衣類などを、こちらのサービスを使って保管してもらえば部屋の空いたスペースを有効活用することができます。(シワが気になる場合は別途有料で専用のハンガーボックスを利用することも可能です。)
ちなみに保管期間は最大で2年間まで延長することが可能です。(7ヶ月目以降は1個につき月額500円の追加料金が発生します。)
最短4日で自宅まで届けてくれる
リアクアは他のサービスよりも納期が比較的早くなっています。
通常他の宅配サービスの場合はクリーニングが届くまでに約5日〜1週間程度時間が必要(プレミアム会員になることで短縮できるサービスもあります)ですが、リアクアの場合は通常会員として利用しても最短4日で衣類を届けてくれます。
(ちなみに革製品や毛皮類は28日後のお届けになり、一般衣類と革製品などがまざっていた場合はまとめて28日後のお届けになります。)
このように他の宅配クリーニングサービスよりもなぜ比較的短い納期で宅配が可能かというと、リアクアは自社で設定した基準をクリアしている認定工場を、日本全国各地に設置しているからです。
これによってわざわざ遠くの工場に運ばずに、依頼された地域の一番近くにある工場にクリーニング品を運ぶことができるようになっていて、時間とコストの両方を省くことが可能になっています。
全国各地の厳選されたクリーニング店のみが対応してくれる
こちらは上のポイントとも重複しますが、リアクアではしっかりとしたクリーニング品質を提供するために、日本全国56個の工場をネットワークに、プロフェッショナルなクリーニング技師340人と繊維製品のスペシャリスト40人の技術と知恵で、サービスを提供しています。
ちなみにシミ抜きサービスの部分にも特徴があり、リアクアでは簡易シミ抜き1箇所につき100円(税別)で対応するようになっていて、簡易サービスでは対応できない場合でも、一つひとつの状況をしっかり確認した上で別途見積もりを行い対応をしてくれます。
返金保証や無料の再仕上げなどサポートが充実している
ボタンの破損やシミのとり忘れなど、リアクアでは何らかの不具合があった際には、一週間以内の連絡で対象の商品の料金を返金し、再度無料で対応してくれる仕組みを用意しています。
宅配型のクリーニングサービスを初めて利用する場合などは、こういったサポートがあるとより安心してサービスを利用することができますね。
リアクアを利用したお客様の声
リアクアのホームページで紹介されていた、実際に利用されたお客様の声もいくつか紹介します。利用者の評価の一つとして参考にしてみてください。
こちらの3つの他にもたくさんのご意見が紹介されていますが、クリーニングの質や保管サービスについてを褒める声が多く、他社のサービスから乗り換えして利用されている方もいるようです。またお客様からの声が頻繁にアップデートされているのも印象的です。
リアクアの料金について
今回はYシャツとトップスの2つの料金を紹介します。左が通常会員として利用した場合の料金、右のカッコ内の金額が、プレミアム会員として利用した場合の料金になります。
Yシャツ
ワイシャツ(つるし):230円 (プレミアム会員価格150円)
ワイシャツ(タタミ):320円 (270円)
デザインワイシャツ(つるし):480円 (390円)
デザインワイシャツ(タタミ):480円 (390円)
右のカッコ内の値段はプレミアム会員価格の値段です。
以下に該当するものは『ワイシャツ』としてお取り扱いいたします。
ビジネスでの着用を目的としたシャツ/糊付けが可能な物/品質表示が水洗い可能なもの/半袖もしくは長袖/サイズは2Lまで。
以下に該当するものは『デザインワイシャツ』としてお取り扱いいたします。
ビジネスでの着用を目的としたシャツ/糊付けが可能な物/品質表示が水洗い可能なもの/スタンド、ウイング等の特殊カラー/開襟シャツ、ダブルカフス、2枚襟、7分丈等/3L以上のサイズ
トップス
ブラウス:520円 (プレミアム会員価格:370円)
シルクブラウス:720円 (580円)
Tシャツ:520円 (370円)
ポロシャツ:520円 (460円)
シャツ(ネルシャツ・オープン):520円 (460円)
ベスト:520円 (460円)
カットソー:520円 (370円)
ノースリーブ/キャミソール:520円 (460円)
トレーナー:520円 (460円)
パーカー:520円 (460円)
フリース:520円 (460円)
ジャージ(上):820円 (690円)
チュニック:1040円 (880円)
ワンピース:1040円 (880円)
ブリーツワンピース:1240円 (1080円)
セーター:520円 (460円)
カーディガン:520円 (460円)
ロングセーター:800円 (690円)
ロングカーディガン:800円 (690円)
ブラウスとは?
以下に該当するものは『ブラウス』としてお取り扱いいたします。
フリル付きや肩パットの入っているもの/丈の長さが袖丈と同程度の物/前縦の右側にボタンのあるもの(ワイシャツの反対)/女性用の薄手のトップスも含む。チュニック・ワンピースとは?
以下に該当するものは『チュニック・ワンピース』としてお取り扱いいたします。
丈の長さが袖丈より10㎝以上長いもの/フォーマル(冠婚葬祭)で使用しないもの。
例えば、「ワイシャツ( つるし ) × 5枚 、ブラウス × 3枚 、 ワンピース × 1つ」をクリーニングに依頼した場合の料金は、スタンダード会員とプレミアム会員それぞれで、
- スタンダード会員の場合:(ワイシャツつるし230円×5枚)+(ブラウス520円×3枚)+(ワンピース1040円×1個) = 3750円
- プレミアム会員の場合:(ワイシャツつるし150円×5枚)+(ブラウス370円×3枚)+(ワンピース880円×1個) = 2740円
と1010円も安くなり、よりたくさんの量を頼む場合はプレミアム会員になるほうがお得になっています。
ちなみに上の料金表は一部で、他にもアウター、ボトムス、学生服、そして毛皮製品などジャンルごとに料金がまとまっていますので参考にしてみてください。
リアクアの送料について
宅配クリーニングサービスを比較する際、送料がいくらかも大事なポイントの一つですよね。リアクアの送料は、通常品と保管品の2つに別れていて、それぞれ
- 【通常品:】1バックあたり1000円(税別) クリーニング料金3000円以上で送料無料
- 【保管品:】1バックあたり1000円(税別) クリーニング料金8000円以上で送料無料
という設定になっています。
(※ ちなみに集荷先と配達先の住所が違う場合は別途送料が発生します。)
またシワを防ぐためにハンガーBOXを利用したい場合は、別途中サイズで1200円、大サイズで1900円(それぞれ税別)が必要になります。
支払い方法について
支払い方法は
- クレジットカード(VISA/Mastercard/JCB/AMEX/Diners)による事前決済
- 現金代引き(届けてもらった時に支払う形)
- 後払い(コンビニ・郵便局・銀行)
のいずれかから選べるかたちになっています。
(ただし保管サービスを利用する場合、代引きは利用できません。)
プレミアム会員の特典について
上の料金表でも紹介しましたが、他の宅配クリーニングのサービスと同様、リアクアでもプレミアム会員制度を設けていて、初月無料の月額300円(税別)で加入することができます。
クリーニング料金が最大35パーセントOFFになるほか、会員限定のキャンペーンやマイルがもらえたり、提携しているファッションECサイトのポイントプレゼントキャンペーンなどに参加できたりと様々な特典が用意されています。
ちなみにリアクアのプレミアム会員になると、マイルの合計と継続期間によってランクがアップしていき、よりお得な特典を受けられるようになっていきます。
宅配クリーニングサービスを利用する際、サービスそれぞれの料金体系はとても重要なポイントの一つです。他のサービスと比較した上で、状況に応じてサービスを使い分けていくとよりお得にサービスを利用することができます。
「リアクア」と「リネット」を比較
クリーニング 業者 |
料金 ワイシャツ3枚 + スーツ上下 |
送料 | 仕上がり 最短日数 |
保管期間 | シミ抜きサービス |
---|---|---|---|---|---|
リアクア | 1600円 | 無料(3000円以上の利用) | 最短4日 | 最大6ヶ月 | 1箇所100円から |
リネット | 1,736円 | 無料(3000円以上の利用) | 最短2日 | 最大8ヶ月 | 無料 |
最後に「リアクア」と、当サイトでも一番人気の宅配型サービス「リネット」の2つを、主な3つの特徴をもとに比較してみます。
ちなみにリアクアでは月額300円、リネットでは月額390円でプレミアムプランに加入することができるようになっており、上の表の料金は、プレミアムプランに加入した場合のもので計算して記載しています。
*なおこちらの値段は2017年12月現在の値段になり、リネットの料金は初回30パーセントOFFを適用した金額になります。割引き率などは変更になる可能性があるため、実際に利用する際は値段を確認するようにしてください。
① 料金と基本サービス内容について
上の表にあるように、ワイシャツ3枚+スーツ上下の場合、サービス料金に関してはリアクアの方が136円分だけお得になります。
プラスしてリアクアのほうはプレミアムプランの値段が月額300円となり、リネット(月額390円)よりも月額費用は90円分お得になるため、実質226円分だけ値段に差があることになります。
ただしリネットはプレミアムプランに加入する際、年会費プラン4,680円(390円×12ヶ月)のほうに加入すると、年間ケアパスとして400円OFFのチケットが6回もらえるため、実質半額の2,340円を12ヶ月で割った、月額195円でプランを利用することができます。
またリアクアの方はプレミアム会員費用は初月は無料となるため、1ヶ月あたりの会費は、300円×11ヶ月÷12=275円となります。
つまり、リネットのプレミアムプランの月額費用の実質負担金額は195円、リアクアは275円になるため、それぞれのクリーニング料金は、
- リアクア:1600円+275円(プレミアムプラン会員費) = 1875円
- リネット:1736円+195円(プレミアムプラン会員費) = 1931円
となり、実質的な値段はリアクアのほうが56円お得になります。
ただし一方で、「最短納期」も含めて考えると、リアクアが最短4日なのに対して、リネットは最短2日になるため、「いつまでに、どれくらいの値段で対応してくれるか」という基本サービス内容の観点で見てみると、コストパフォーマンスはリネットの方が高いといえます。
② 保管サービスについて
リアクアは、保管に関してはクリーニング代金のみで別途費用はかかりません。無料で6ヶ月間保管をしてくれます。
一方でリネットは保管期間は長いのですが、クリーニング料金込みで1着1200円(より上質な仕上げを望む場合は2150円のコースを利用)、そして最低7点以上からの対応という設定になっています。
比較的柔軟に保管サービスを利用できるのがリアクアの特徴ですが、一方で保管を依頼したい衣類が7点以上の場合は、料金が一律で1200円〜になっているのでリネットを利用したほうがお得になる可能性が高いです。
例えば、革ジャンパーなどを依頼する場合リアクアは1点で6600円の値段になりますが、リネットなら同じ衣類を依頼しても最安1200円で対応してもらえます。
③ シミ抜きについて
シミ抜きに関しては、リアクアは一箇所100円から、そしてリネットでは無料での対応となっていますが、それぞれ対応してくれる範囲が異なり、より頑固で強いシミの汚れを落としたい衣類がある場合にはリアクアに依頼をしたほうがいいでしょう。
ちなみにシミ抜きの対応範囲に関しては、それぞれ以下のような基準になっています。
リアクアの場合:
簡易シミ抜き(+100円)で対応可能なもの:
Level 1 部分洗浄・・・部分洗浄器具で除去可能なシミ・汚れ
Level 2 ファンデーション/食用油/皮脂等
Level 3 食べこぼし、調味料等
別途見積もりと何日か日数が必要なもの:
Level 4 血液/黄色く変質したシミ・汚れ
Level 5 インク/ペンキ/ワイン等によるシミ・汚れ
リネットの場合
リネットはある程度の汚れに関しては基本無料でシミ抜きの対応を行ってくれますが、[時間が経ったカレーのシミ・顔料・水性インク・水性ボールペン・接着剤・墨汁・パーマ液・ペンキ・染色の弱い商品]などの汚れに関しては対応外になっています。
整理すると、リネットはシミ抜きを無料で行ってくれるのに対して、リアクアの方は料金が発生しますがリネットでは対応できないシミに関しても対応してもらえるという特徴がそれぞれにあります。
3つのポイントをすべて整理すると
「料金と基本サービス内容・保管サービス・シミ抜き」という3つのポイントをもう一度整理してみます。
【プレミアムプランも含めた会員費の料金と基本サービス内容に関して】
- リアクア:ワイシャツ3枚+スーツ上下を依頼した場合の実質負担金が56円お得。
- リネット:最短納期はリアクアが4日に対して、リネットは2日になるため、コストパフォーマンスが高い。
【保管サービスに関して】
- リアクア:点数などにしばりがなく柔軟に利用できる。
- リネット:依頼する点数が多い場合などにお得な可能性が高い。
【シミ抜きに関して】
- リアクア:落ちにくい頑固なシミにも対応してくれる。
- リネット:対応できないシミ以外は全て無料で対応可能。
まとめると:
- 保管サービスにそこまでたくさん依頼する予定がない場合や、シミなどをしっかり取りたい場合には「リアクア」がおすすめ。
- 仕上がり速度とコストパフォーマンスを重視するなら「リネット」がおすすめ。
コストパフォーマンス重視なら「リネット」がオススメ!
店舗型ではなく宅配型のクリーニングサービスを利用する場合は、24時間自分の好きなタイミングで依頼できるという特徴に加えて「コストパフォーマンス」という点も大切なポイントになるかと思います。そういった点では、リアクアとリネットではリネットの方がオススメの宅配型サービスといえます。
ただし、あくまでもコストパフォーマンスという点でみた場合のオススメであって、もちろんリアクアの方がサービスとして劣っているということではありません。
保管サービスを利用する際に柔軟性があったり、シミ抜きのサービスが充実していたりと、リアクアにはリネットにない特徴もありますので、利用する際の状況にあわせて検討してみてください。
また料金やサービスの設定は2017年12月時点でのもので、今後仕組みが変更になる可能性もあります。利用する際は最新の情報をしっかりと確認した上で利用をするようにしましょう。